- クライミングはじめたお子様がなかなか上達しなくてなやんでいる人にお勧めです。
- そもそも、練習の仕方がわからない!
簡単に登ってる人が謎すぎる。スパイダーマンなのか?と思っている人いませんか?
- なぜ、なかなか上達しないのか原因を理解して、上達するポイントを伝えていきます。
- この記事は4年生でクライミング(ボルタリング)をはじめた娘が2年間で全国トップクラスの結果を出すようになった実経験を入れながら解説していきます。
はじめてのコンペで途中退場のあとの話
#6で書いた通り、娘は小学四年生のはじめてのボルダリングコンペ(大会)で途中退場してしましました。
その半年後に初心者のコンペで優勝するまでに大切にしてきたことを共有します。
我が家の経験からみなさんに大切にしてほしいことは、コンペの後に2つの気持ちから逃げないことです。
悔しい気持ち・上手くなりたい気持ちこれが無ければ強くなりません。変な話ですがつらい負けを経験して乗り越えた者だけが手にいれられる強い力があると確信しています。
そして、この経験が我が子のクライミングとの考え方を大きく2つの意識変えたのです。
一番大事なことは、練習した日の記録をとる。そして次回は一手でも進める。
二番目はスクールの先生のいうこと続ける。
当然子供なのでうっかり忘れてしまうこともありますが、苦しかった思い出を繰り返さないように、出来るだけジムに通い毎回一歩づつ進んでいきました。具体的には以下で説明します。
チャレンジすること
我が家ではクライミングをはじめて1か月ちょっとで初心者のコンペに参加しました。
結果、途中退場という悔しい気持ちをしましたが、これがとっても大事だったと思います。
皆さんはコンペがあるといったときに、すぐ出ると言えますか?
実はほとんどの方がいろいろな理由で参加を見送りやすいです。
理由とは自分の心と周りの言葉にあるので整理していきましょう。
- 上手くなったら出る
- 自分より上手な人がコンペに出るから出ない
- はじめてのコンペが怖い・わからない
- 身近の人からとめられる
- その他
結局はチャレンジしない理由を探してしっています。
理由は勝てないとかっこ悪いから、周りにいる人がとめたからと理由をつけてしまいます。
そんなことは考えずまずは経験する方がよいです。
チャレンジはとってもかっこいいことです。ひとつ意識を変えましょう。
ちなみに負けても、登れなくても普段の生活に影響はせず、明日は普通に生活できます。
ちなみに、いつになったら勝てるようになると思いますか?
簡単です。ほかの人より上手くなりたいと思って練習するだけです。
そのためには、負けた、悔しい、登れないという強い経験が必要だと思っています。
その気持ちを普通の練習で身につけられるのであればいいのですが、それが出来るのはごくごく少数の人だと思います。
結論から言うと、心の中に強い意志をもつためには、早い段階で負けることがとても大事になります。
そうすることで難しい課題にもチャレンジするようになって、強い心と身体を手に入れていくのです。
(※注意:難しい課題だけをチャレンジだけをたくさんしても強くはなりにくいので、基礎をしっかりしましょう。)
チャレンジすることはスタート地点に立つということで、スタート地点にたたないと心も身体も本当の意味で強くなるのは時間がかかります。
記録をとる
以前も何度か書きましたが記録をつけるのがとても大切です。
新しく出来たこと、出来なかったことなどです。
しかし、長時間練習しているとなにをやったか忘れてしまいます。
なので簡単なメモでよいので記録をつけるといいです。モチベーションも上がります。
こういった記録をつけて登れた数が少しでも増えたら全力でほめる!
TRY数が増えたら全力でほめる!
落ちる数が減ったら全力でほめる!
そうです。これはほめるだけのための記録です。
ほめられたら、めっちゃやる気無くす人いますか?
わざわざできない理由をごちゃごちゃ言われてやる気でる人いますか?
特に初心者の時にきびしくしても逆効果です。楽しさと自由とやる気をあたえましょう。
クライミングをはじめた一番の理由はみんな楽しそうだからのはずですし、続けるのも楽しいからです。楽しみを奪うということは、やる理由をなくすと同じです。
ただし、記録をつけるうえで、今回出来なかった理由と次までに出来るようにしたい目標を記録に残すと、一気に成長すると思います。これを続けるのは本当に難しいです。
やる気を応援するのが大事で、反省は子供本人の頭ですることが大切です。
先生のいうことを続ける
クライミングのスクールに入っている場合は高い確率で体幹トレーニングを教えてくれています。
バランスやプランクとかですね。
ここでは細かくトレーニングについて書きませんが、クライミングをやる時にはだいたいこのトレーニングをやれば強くなれますと教えてもらえます。
しかし、家に帰るとやることを忘れてしまうのです。
実は毎日5分~10分のトレーニングで身体の基礎的な運動能力は全く変わっていきます。
しかし以下のループにはまっていることが多いです。
①強くなる方法を先生に聞く
②先生に教えてもらう
③家に帰ったら忘れてやらない
④①に戻る
実は多くの場合、強くなる方法は何度も何度も教えてもらっています。
しかし家に帰れば、ユーチューブを見て、スマホいじって、ゲームをして、お菓子を食べて寝てしまうのです。
ちなみにちゃんと聞いてやっている人は一か月で一気に強くなります。
他人と比べて、うちの子全然上手くならないと思っている人もいると思いますが理由は簡単です。
ちゃんと先生のアドバイスを聞いてやってないからです。
ちなみに小さい子には特にそうですが、言葉で言ってもほぼやることはないでしょう。
一番の解決方法は子供と一緒に10分間毎日トレーニングをするです。
こういうと、「そんなの忙しくて出来ないよ」というのが聞こえてきそうです。
私はちゃんと言ってあげてる。教えてあげてるとも言われそうです。
あとは子供がやりたいんだから自分でやるべきなどなど・・・・。
じゃあお子さんにダイエット毎日したほうがいいよと言われて笑顔でやる人がどの程度いるでしょうか?
人は弱い生き物です。人という漢字は支えあってできています。
逆に言えば支えあっていないと、家に帰って忘れて寝ちゃうのです。
じゃあどうすればいいかというと、歯みがきの前やお風呂の前に一緒にやると決めて習慣づけましょう。そうすればめきめき上達していくことでしょう。
それでもダメなら遊びのついでにやるのがお勧めです。
親子で支えあって強くなるためには、苦しい経験を一緒にしているほど乗り越えやすいと思います。
簡単では無いですが楽しんでいきましょう。