2023年 11月 の投稿一覧

#14クライミングの初心者の子供を2年で上達させた方法(全国トップレベル)ボルダリング・リード練習

ねこ クライミング
  • クライミングはじめたお子様がなかなか上達しなくてなやんでいる人にお勧めです。
  • そもそも、練習の仕方がわからない!
    簡単に登ってる人が謎すぎる。スパイダーマンなのか?と思っている人いませんか?
  • なぜ、なかなか上達しないのか原因を理解して、上達するポイントを伝えていきます。
  • この記事は4年生でクライミング(ボルタリング)をはじめた娘が2年間で全国トップクラスの結果を出すようになった実経験を入れながら解説していきます。

 リベンジに向けて 

1回目のボルダリングコンペ(#6)で最下位から2回目のコンペ(#13)で優勝という何ともジェットコースターのような経験をしました。

本当に本人の努力によるもので、すごいな!というのが感想です。
1回目と2回目で大きく違ったのは、以下を改善したというところが大きかったとも思います。

  1. 知識なし→基本的なクライミングの言葉を勉強
  2. 準備なし→ジムに事前確認、睡眠、食事、道具、アップ、トイレもばっちり
  3. 作戦→自分は弱いと自覚してリラックストライ。負けてもともと

さてこの経験を生かして、3回目のコンペにチャレンジをします。
そこのジムは1回目のコンペで途中退場したジムが会場になるので、トラウマを乗り越えるためなにをしたかを今回は共有していきます。

 過去と向き合う 

前回わからなかった言葉、以下を知らなくて焦ったことが、あったので復習しました。

  1. ゾーン(ZONE)→壁の途中ポイントがもらえます。無いコンペもあります。
  2. トップ(TOP)→完登
  3. コンペ((competition) → 競争 、 競技 、 競技会
  4. レッドポイント(RP)→今まで登れた最高グレード
  5. オンサイトグレード→だいたい3回以内に登れるグレード
  6. グレード→一級、二級・・・級のこと
  7. フラッシュ(一撃完登)
  8. 4点スタート→手と足の位置が決まってスタート
  9. ラインセット→スタートからゴールまでのホールドの色が同じ課題
  10. テープ課題→ホールドの色はバラバラでテープで課題が決められている
  11. アテンプト→一つの課題に対してトライした回数
  12. セッション→スタートと同時に参加者全員で課題を登る(並び方が大切)
  13. ベルトコンベア→一人ずつ1課題ごとにトライをする
  14. セッター→課題を作った人
  15. ブザービートあり→終了合図が鳴った時登っていたら落ちるか登るまでトライできる。
  16. ラストトライ→終了合図が鳴った後、登れてない課題を1回だけトライできる。

 事前準備 

前回と今回でまったく異なる準備をしました。
こうふりかえると、前回は本当にあたりまえな準備が出来ておらず申し訳ないことをしたと思います。
逆にこれがあったからこそ、それ以降、準備に手を抜いたことは一度もありません。

ジムに事前確認
 前回:コンペを見たことなし。
 今回:先輩のコンペの見学に行ったり、コンペの会場に下見にいった。

睡眠
 前回:父のバスケに夜遅くまでついていき睡眠不足
 今回:前日は予定を入れずぐっすり睡眠

食事
 前回:ぎりぎりまで寝ぼけていて、ほとんど食べれず
 今回:家でしっかり食事を食べた

道具
 前回:中古のもらいものの靴
 今回:新品で自分の足にぴったり合った靴

アップ
 前回:なし
 今回:開始の一時間前には会場につき、ランニング、なわとび

トイレ
 前回:会場でものすごく並んでいる中、ギリギリいった。
 今回:開始の二時間前にはすませた

 作戦 

 前回はぜんぜん作戦なんてありませんでした。
しかし、コンペ前に基本的な作戦をたてていきました。

  1. オブザベーションをしっかりやる。それもよく課題を見て手を動かしてイメージする
  2. ホールドを見落とさないようにもう一度課題をみる
  3. チョークをしっかり手に付ける
  4. 落ちたらスタート地点に戻り、しっかり課題を見直す
  5. 上手に登っている動きをよく見る
  6. シューズの裏を毎回きれいにする

基本的なことを手を抜かないというのが、一番大切です。
これも苦しい涙の思い出があるからこそ、忘れることは少ないです。(たまにうっかり忘れますがww
こうやって1っ歩つず強くなっていくのです。次回はいよいよ前回全く登れなかったジムに乗り込みます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた次回お楽しみに!

#13クライミングの初心者の子供を2年で上達させた方法(全国トップレベル)ボルダリング・リード練習

ねこ クライミング
  • クライミングはじめたお子様がなかなか上達しなくてなやんでいる人にお勧めです。
  • そもそも、練習の仕方がわからない!
    簡単に登ってる人が謎すぎる。スパイダーマンなのか?と思っている人いませんか?
  • なぜ、なかなか上達しないのか原因を理解して、上達するポイントを伝えていきます。
  • この記事は4年生でクライミング(ボルタリング)をはじめた娘が2年間で全国トップクラスの結果を出すようになった実経験を入れながら解説していきます。

2回目のボルダリング(ボルダー)コンペ(大会) 

はじめてのボルダリングコンペで涙の途中退場した娘が
2回目のチャレンジをした思い出を今回共有していきたいと思います。
皆さんのボルダリングにお役立てください。

クライミング

 目標 

はじめて半年前に参加したコンペの結果は2トライ0完登の途中退場でした。
前回は圧倒的な準備不足と知識不足が原因で、本来の実力を1ミリも出せなかった大きな反省がありました。

なので、今回は目標は最後までトライして1完登が目標になります。
2回目のコンペに挑戦するにはとても勇気と準備が必要でした。
今回はいままでこのブログで♯1~♯12で共有してきた準備と練習をしてきて今回のトライととなりました。

今考えるといろいろ乗り越えてコンペに参加をすると決断しただけで、本当は目標は達成していたんだと思います。
苦しかった思い出と向き合い練習を続けたことだけでも素晴らしかったです。


しかも初心者から始めた娘のジムは地域最強のジムだったため、一番下手だったので、上手くなりたい。負けたくない。という気持ちを行動に変えたことは尊敬に値します。

 コンペスタート 

今回はベルトコンベア方式(1課題5分/一人ずつTRY)で4課題ありました。
実はベルトコンベア方式は初めてなのでとても心配でした。
エントリーしたのは、3・4年生の初心者の部で9人参加(男女混合)です。

集合時間になり今回はお友達も何人か参加していたので、割とリラックスしてアップをしていました。
はじめはにぎやかにアップをしていましたが順番に一人ずつ呼ばれていきます。

ちなみに娘は8番目であったため、アップエリアにはどんどん人がいなくなり、5分毎に開始のブザーと終了のブザーが聞こえてきます。
時にはおそらく完登したであろう歓声も聞こえてきて緊張感が高まっていきます。

娘の順番が近づいてきて、私の心臓はバクバクです。
その時はこんな声を掛けました。

いつも通り楽しんでおいで!

うんわかったwww

父からの言葉はそれしか考えられませんでした。
娘の声は明るくリラックスをしていてすごいなと思いました。
そしてブザーが鳴り娘の順番が回ってきました。

1課題目(90°)・・・緊張はMAXです・・・。
初手のホールドをもち登り始めたと思ったら、あっという間に完登しました。目標達成!!


ちちはもう泣きそうです。娘はうれしそう。
トライが終わったら5分間の休みがありますが、当然選手との会話はNGです。

2課題目(軽い傾斜)・・・父の心臓はもう口からでそうです。
娘はマスクをしていて表情はわかりませんが、リラックスしていそうです。
一回目でZONE(途中のポイントホールド)をまでいきました。

しかし難しく何度かTRYしましたが、完登できず終了しました。
それでもZONEは上出来ですww

また休みが5分あるのですが、選手は次の課題を見ることができません。
しかし、親は3課題目を他の子がやっているのを見れてしまいます。
そしたら、お友達は苦戦しつつも完登していました。次平気かな・・・。

2課題目の壁

3課題目(スラブ壁 80°)・・・父は他の子と比べてはいけないことはわかっていつつも期待していました。
娘は一回目のTRYでうまくスタートできずに落下。父→ドキドキ

二回目のTRYでコツがわかったらしくZONEをGET後、落下。父→やった。あー
そのあともがんばりましたが、結局完登まではできませんでした。
ただ父としては順調だと思ってうれしくなっていました。

4課題目(強傾斜壁 130°)・・・父はこの壁は1番難しそうだなと思っていました。ご存じの通り前にTRYした子供たちが見えていますので、登れている子を見なかったからです。


ただ心の中では出来なくても今回は上出来だと思い安心していました。
娘の一回目のTRYはホールドに飛びついて足を浮かせながらも一手一手進んでいき、なんと一回目でZONEをとりました。

二回目のTRYでもZONEまでは登っていき、1回目のTRYより一手進めたことでTOPのホールドまであと1手のところまで行きました。父の手は汗でびっしょりです。

三回目のTRYです。いよいよ時間もラストチャンスになってきました。
やはり最後も疲れているのに高度を上げていきました。そしてさっきまでと違う動きで登り始めたのです。父・・・あーせっかくさっきまで順調だったのにと思いました。
ところが、さっきまでより登りが安定しており、そのまま完登したのです。会場もおー!NICEと盛り上がりました。

娘はうれしそうに父のもとに帰ってきました。むっちゃ感動して半分泣いていたかもしれません。
途中退場の一回目から4課題中、2完登4ZONEという立派な成績で大会を終えることができました。

 結果と次はリベンジ 

実は世の中はコロナということもあり、全員分の結果はわからないまま大会は終了したのです。その後、結果がインターネットに上がったのですが、まさかの結果だったので本当に驚きました。結果を見た時、家族はえっ?!まさかの優勝!!目標である1課題完登!最後まであきらめない!を達成しました。

半年前に途中退場でくやしくて、くやしくて、本人ががんばった成果だと思います。
いままでも何度も娘にはびっくりさせてもらいましたが、これが一番びっくりしたかもしれません。

さて今回は涙のコンペからいろいろな反省を生かして、努力してきたら、結果につながりました。
次は2か月後に途中退場した会場でコンペがあります。
こんどはどんな結果になるのかお楽しみに!

#12クライミングの初心者の子供を2年で上達させた方法(全国トップレベル)ボルダリング・リード練習

ねこ クライミング
  • クライミングはじめたお子様がなかなか上達しなくてなやんでいる人にお勧めです。
  • そもそも、練習の仕方がわからない!
    簡単に登ってる人が謎すぎる。スパイダーマンなのか?と思っている人いませんか?
  • なぜ、なかなか上達しないのか原因を理解して、上達するポイントを伝えていきます。
  • この記事は4年生でクライミング(ボルタリング)をはじめた娘が2年間で全国トップクラスの結果を出すようになった実経験を入れながら解説していきます。

 はじめてのコンペで途中退場のあとの話 

#6で書いた通り、娘は小学四年生のはじめてのボルダリングコンペ(大会)で途中退場してしましました。


その半年後に初心者のコンペで優勝するまでに大切にしてきたことを共有します。

我が家の経験からみなさんに大切にしてほしいことは、コンペの後に2つの気持ちから逃げないことです。


悔しい気持ち・上手くなりたい気持ちこれが無ければ強くなりません。変な話ですがつらい負けを経験して乗り越えた者だけが手にいれられる強い力があると確信しています。

そして、この経験が我が子のクライミングとの考え方を大きく2つの意識変えたのです。
一番大事なことは、練習した日の記録をとる。そして次回は一手でも進める。
二番目はスクールの先生のいうこと続ける。


当然子供なのでうっかり忘れてしまうこともありますが、苦しかった思い出を繰り返さないように、出来るだけジムに通い毎回一歩づつ進んでいきました。具体的には以下で説明します。

 チャレンジすること 

我が家ではクライミングをはじめて1か月ちょっとで初心者のコンペに参加しました。
結果、途中退場という悔しい気持ちをしましたが、これがとっても大事だったと思います。

皆さんはコンペがあるといったときに、すぐ出ると言えますか?
実はほとんどの方がいろいろな理由で参加を見送りやすいです。
理由とは自分の心と周りの言葉にあるので整理していきましょう。

  1. 上手くなったら出る
  2. 自分より上手な人がコンペに出るから出ない
  3. はじめてのコンペが怖い・わからない
  4. 身近の人からとめられる
  5. その他

結局はチャレンジしない理由を探してしっています。
理由は勝てないとかっこ悪いから、周りにいる人がとめたからと理由をつけてしまいます。
そんなことは考えずまずは経験する方がよいです。


チャレンジはとってもかっこいいことです。ひとつ意識を変えましょう。
ちなみに負けても、登れなくても普段の生活に影響はせず、明日は普通に生活できます。

ちなみに、いつになったら勝てるようになると思いますか?


簡単です。ほかの人より上手くなりたいと思って練習するだけです。


そのためには、負けた、悔しい、登れないという強い経験が必要だと思っています。


その気持ちを普通の練習で身につけられるのであればいいのですが、それが出来るのはごくごく少数の人だと思います。
結論から言うと、心の中に強い意志をもつためには、早い段階で負けることがとても大事になります。

そうすることで難しい課題にもチャレンジするようになって、強い心と身体を手に入れていくのです。
(※注意:難しい課題だけをチャレンジだけをたくさんしても強くはなりにくいので、基礎をしっかりしましょう。)


チャレンジすることはスタート地点に立つということで、スタート地点にたたないと心も身体も本当の意味で強くなるのは時間がかかります。

 記録をとる 

以前も何度か書きましたが記録をつけるのがとても大切です。
新しく出来たこと、出来なかったことなどです。


しかし、長時間練習しているとなにをやったか忘れてしまいます。
なので簡単なメモでよいので記録をつけるといいです。モチベーションも上がります。

グレードTRY数完登数落ちた数
6級
5級
4級

こういった記録をつけて登れた数が少しでも増えたら全力でほめる!


TRY数が増えたら全力でほめる!


落ちる数が減ったら全力でほめる!


そうです。これはほめるだけのための記録です。


ほめられたら、めっちゃやる気無くす人いますか?
わざわざできない理由をごちゃごちゃ言われてやる気でる人いますか?


特に初心者の時にきびしくしても逆効果です。楽しさと自由とやる気をあたえましょう。
クライミングをはじめた一番の理由はみんな楽しそうだからのはずですし、続けるのも楽しいからです。楽しみを奪うということは、やる理由をなくすと同じです。

ただし、記録をつけるうえで、今回出来なかった理由と次までに出来るようにしたい目標を記録に残すと、一気に成長すると思います。これを続けるのは本当に難しいです。


やる気を応援するのが大事で、反省は子供本人の頭ですることが大切です。

 先生のいうことを続ける 

クライミングのスクールに入っている場合は高い確率で体幹トレーニングを教えてくれています。
バランスやプランクとかですね。


ここでは細かくトレーニングについて書きませんが、クライミングをやる時にはだいたいこのトレーニングをやれば強くなれますと教えてもらえます。


しかし、家に帰るとやることを忘れてしまうのです。

実は毎日5分~10分のトレーニングで身体の基礎的な運動能力は全く変わっていきます。
しかし以下のループにはまっていることが多いです。


①強くなる方法を先生に聞く
②先生に教えてもらう
③家に帰ったら忘れてやらない
④①に戻る

実は多くの場合、強くなる方法は何度も何度も教えてもらっています。
しかし家に帰れば、ユーチューブを見て、スマホいじって、ゲームをして、お菓子を食べて寝てしまうのです。

ちなみにちゃんと聞いてやっている人は一か月で一気に強くなります。
他人と比べて、うちの子全然上手くならないと思っている人もいると思いますが理由は簡単です。
ちゃんと先生のアドバイスを聞いてやってないからです。

ちなみに小さい子には特にそうですが、言葉で言ってもほぼやることはないでしょう。
一番の解決方法は子供と一緒に10分間毎日トレーニングをするです。


こういうと、「そんなの忙しくて出来ないよ」というのが聞こえてきそうです。
私はちゃんと言ってあげてる。教えてあげてるとも言われそうです。


あとは子供がやりたいんだから自分でやるべきなどなど・・・・。

じゃあお子さんにダイエット毎日したほうがいいよと言われて笑顔でやる人がどの程度いるでしょうか?
人は弱い生き物です。人という漢字は支えあってできています。
逆に言えば支えあっていないと、家に帰って忘れて寝ちゃうのです。

じゃあどうすればいいかというと、歯みがきの前やお風呂の前に一緒にやると決めて習慣づけましょう。そうすればめきめき上達していくことでしょう。

それでもダメなら遊びのついでにやるのがお勧めです。

親子で支えあって強くなるためには、苦しい経験を一緒にしているほど乗り越えやすいと思います。
簡単では無いですが楽しんでいきましょう。

#11クライミングの初心者の子供を2年で上達させた方法(全国トップレベル)ボルダリング・リード練習

ねこ クライミング
  • クライミングはじめたお子様がなかなか上達しなくてなやんでいる人にお勧めです。
  • そもそも、練習の仕方がわからない!
    簡単に登ってる人が謎すぎる。スパイダーマンなのか?と思っている人いませんか?
  • なぜ、なかなか上達しないのか原因を理解して、上達するポイントを伝えていきます。
  • この記事は4年生でクライミング(ボルタリング)をはじめた娘が2年間で全国トップクラスの結果を出すようになった実経験を入れながら解説していきます。

クライミング(ボルダリング、ボルダー)基礎 

健康によく楽しいクライミングは人気が出てきて、競技人口や楽しいクライミングジムも増えてきましたね。パリオリンピックの話もちらほら出てきました。
この記事ははじめての大会で途中リタイヤした娘が2年後にいろんな大会で結果をだした方法を伝えていきます。


はじめたばかりの人が知っておきたい、上手になりたい気持ちに寄り添っていきたいと思います。
今回は一番大切な基礎を振り返ります。

 腕や指に頼りすぎない→足で登る 

筋肉もりもりの男性が登れず、スリムな女性や子供が登れることがクライミングではよく見かけます。
簡単にこれを我が家の家族(父、母、子)で表にあらわすと以下のようになります。

腕力・握力手の長さバランス記憶力体重登る力
××3位
2位
×1位

はい・・・。その通りです。我が家で一番クライミングが苦手なのは私です。
s〇yファミリーではありえないですね。
上の表を見て言えることを整理していきましょう。

  • 腕力・握力があって手が長くても一番登れない父。
  • 技以外のバランスが一番良い母は2位。
  • バランス、記憶力、体重が一番有利な子が1位。

つまり、我が家の例では純粋な手の力より、バランス感覚、記憶力、動きやすい身体が上回ったという結果でした。
実は初心者は見落としがちで、表には書いていない大事なポイントがあります。
それが足です。単純に手の力より足の力の方が強いからです。
普段の生活で移動するときは足を使っている人がほとんどだと思います。
その時足が運んでいるのは、あなたの身体です。
つまり毎日足はあなたの身体の重量分の筋トレをしてるといえます。
(逆に普段から手で移動している人がいれば、逆になると思ます。)

ということは足の使い方が上手でバランスがとれる娘は筋肉もりもりの足で登っているといえます。
つまり強いのは 手<足 を上手に使えてバランス感覚が高いです。
更に体重が軽いのは荷物が小さいので当然疲れにくいのです。

強さのポイント=足の使い方、バランス、体重


 保持力とは 

クライミング(ボルダリング)をやっていると保持力という言葉を聞くと思います。
保持力=ホールドをどれだけ手でもてるかが大事だと思ってませんか?
ある意味あっていますがそれだけでは不足しています。

すでに勘のいいひとは気づいているかもしれませんが、ホールドを持てたとしても、全体重をかけて移動できるかというと話は別のはずです。
つまり、身体全身を使ってバランスを取り一番小さな力で保持する方法が保持力だと思います。

そのために一番はじめに学んでいただきたいのは、足にしっかり力がかかり、かつバランスの良い状態を作ると保持力は爆発的に上がります。
ひとつの例として足を適度に開き、重心を身体の中心を通る様にして片手でボールドを持つとバランスが取れます。これを「3点支持」といいます。

移動した場合、必ず片足になる時と片手になる時があります。そのときにいかに手に負担をかけないようにして動くかが技術です。


 動き「ムーブ」とバランス 

ざっくり移動の基本をイメージすると大きく分けると2つあります。
①両足を開いてしっかりホールドに乗って、片手でホルードを持ち、片手が移動する:三角形
②片足でホールドにしっかり乗って、両手でホールドをしっかりもち、片足が移動する:逆三角形
バランスのとり方としては、重心が体の中心にある事が大事になってきます。これが本当の基本ムーブになります。

これを無視して腕の力や握力だけで移動しようとするとすぐに腕は疲れてカチカチになります。
またはバランスとれずに落ちたり、登っている途中で身動きがとれなくなります。
はい。これは完全に私ですね。

これをさけるためには、重心が体の中心にある事が大事になってきます。
つねにきれいな三角があるかを考えて登るといいでしょう。

更に足場を安定させるにはクライミング(ボルタリング)は基本的にシューズの爪先を使って登って行きましょう。(注意:事前の爪切りは忘れない)

 重力との戦い 

クライミング(ボルダリング)の壁って大きく三種類あります。

  1. スラブ(89°以下の壁)重力は感じにくいが、ホールドが小さいことが多い
  2. 垂壁(90°の壁) 登りやすい
  3. 傾斜(91°以上の壁) めっちゃ重力を感じる 持ちやすいホールド多い

はじめに説明したとおり、ここでは体重が重いと疲れます。3.では重力ともろに戦います。
車と同じで重量が重く大きいと燃費が悪くなります。

それに対応するためには、筋力をあげないといけませんが、筋肉は重いです。
ジレンマですね。
それでも安心してください。クライミングジムで登っていれば、いらない脂肪が減って、使える筋肉がかってについてきます。そうすると日常の生活もすっきりしますよ。

以上、バランス、重量。記憶力(オブザベは前回説明)を磨いて一緒に強くなっていきましょう。

#10クライミングの初心者の子供を2年で上達させた方法(全国トップレベル)ボルダリング・リード練習

ねこ クライミング
  • クライミングはじめたお子様がなかなか上達しなくてなやんでいる人にお勧めです。
  • そもそも、練習の仕方がわからない!
    簡単に登ってる人が謎すぎる。スパイダーマンなのか?と思っている人いませんか?
  • なぜ、なかなか上達しないのか原因を理解して、上達するポイントを伝えていきます。
  • この記事は4年生でクライミング(ボルタリング)をはじめた娘が2年間で全国トップクラスの結果を出すようになった実経験を入れながら解説していきます。

 面白さの追求 

クライミング(ボルダリング)を始めようとした時のきっかけは何ですか?

  1. 面白,そうだから
  2. ダイエット
  3. 達成感
  4. 筋トレ
  5. 出会い
  6. 自分の向上
  7. 運動不足解消

娘は面白そうだから始めました。たいていの人は同じじゃないでしょうか?
特におもしろいところは、新しいことがどんどん増えて毎回達成感がすごいです。

身体もしまってきて、友達もたくさん増えました。
毎回新しい課題に向けて取り組むので、どんどん意識とパフォーマンスが増えていきました。

結局入り口はどれであっても、1~7の全てを手に入れるのがクライミングなんですね、
しかも、はじめに準備するのは動きやすいかっこうとジムに入って始める勇気だけです。
はじめて課題を登った時に普段ではなかなか味わえない達成感を感じられます。

 目標を持つ 

どんなときも目標が大事です。できるだけちいさな目標をもっているのがいいと思います。
なぜならちいさな目標は達成しやすいし毎回目標達成すると楽しいからです。
クライミングの達成例は以下です。

  • ジムに行く
  • 出来る課題を上手にのぼる
  • できなかった課題を一手すすめる
  • 新しい壁に挑戦する
  • 新しい課題を完登する
  • がんばってる人を応援する・話す
  • 次登る日を約束する

どうでしょう?できそうじゃないですか?自分を褒め放題ですね。
これなら楽しい気持ちが続きます。

頭と全身を使って成功を積みかさねていくといつの間にか上達していきます。
上達すると楽しくなっていきます。また同じ目標をもった人がたくさんいますので
その空間にが自分の遊び場になってきます。
そして身体が強くなって頭もよくなっていいことづくしです。

逆にNG行動は高い目標をもちすぎたり、人と比べているとすぐに嫌になってします。
自分が登れないことと他人が登れることは全く関係ない事です。

自分が気にしていなくても周りが、人と比べたりしてくるので気を付けましょう。
親は絶対比較して子供をしかってはいけません。しかると楽しくなくなってやめてしまいます。
結局は長く続けて楽しんだ人が最強なのです。

 落ちた時こそ笑う 

ジムに娘に付き添うようになって、いろんなクライマーを見てきました。
強いクライマーを共通して言えることが、楽しそうにやっていることです。

もちろん完登したときもそうですが、落ちた時もよく笑います。
最強クライマーになると落ちた後に、面白いポーズをとって笑いをおこしたりします。

逆に登れないことやトライをしないことで叱られているお子さんを見かけたりします。
泣いていたり、実につまらなさそうです。

親のためにクライミングを始めたわけじゃないのに、クライミングを続けさせてもらうには仕方なく従うしかないという気持ちでやっています。
はじめはやると思いますが長続きはしないでしょう。
子供の気持ちを大事にして続けることが大切だと思います。

親の思い通りにコントロールすることがやりたいことでは無いはずなので気を付けましょう。
強い子はのびのびやって落ちても笑っています。

 いつもみんなを応援する 

ジムに行くと「ガンバ」という声が聞こえてくると思います。
これはがんばってチャレンジしている人に平等に声をかけてくれます。

はじめて知らない人に「ガンバ」と言われると少しびっくりしますが、とても嬉しいです。
そして不思議な力がわいてきて出来なかったことが出来るようになります。

そもそも普通に生きていると応援してもらえる機会って少ないと思いませんか?
家事、仕事、勉強、趣味をやっていて他人から応援されることってなかなかないと思います。

逆に普段の生活で毎日のように、大きな声で「ガンバ」と応援してあげることがありますか?
そうなんです。みんな応援をしたりされたりって普段の生活ではほとんどないんです。

それがジムに行く事で、知らないもの同士が応援しあうって素晴らしいと思いませんか?
娘はこれにはまったんですね。

 行き続ける 

行き続けることで、知り合いが増えて、目標の達成量が増えて、強くなっていきます。
これはどんどん楽しくなることが増えていくということです。
マイナスな気持ちにならないように、笑顔でいることが最強です。

#9クライミングの初心者の子供を2年で上達させた方法(全国トップレベル)ボルダリング・リード練習

  • クライミングはじめたお子様がなかなか上達しなくてなやんでいる人にお勧めです。
  • そもそも、練習の仕方がわからない!
    簡単に登ってる人が謎すぎる。スパイダーマンなのか?と思っている人いませんか?
  • なぜ、なかなか上達しないのか原因を理解して、上達するポイントを伝えていきます。
  • この記事は4年生でクライミング(ボルタリング)をはじめた娘が2年間で全国トップクラスの結果を出すようになった実経験を入れながら解説していきます。

 スポーツクライミングとは 

2020年東京オリンピックの正式種目で注目を集める「スポーツクライミング」です。
競技人口は約4000万人といわれ、お子様からご年配の方まで平等に楽しめるスポーツです。
多分、はじめてジムに行くと年齢関係なくすいすい登っている姿にびっくりすることでしょう。
今回は現在小学6年生のわが子がどのようにクライミング(ボルダリング)にのめりこんでいったかを共有していきます。

 性別や年齢に関係なく誰でも楽しめる。

一般的なスポーツで若い成人と全力で一緒に出来るスポーツは少ないと思います。
クライミングでは小学年の低学年でも、ご年配の方も続けていれば同じレベルどころか
追い抜かしてしまうことがおきます。子供が大人に教えるということも普通にあります。
私も全然登れず、子供に教えてもらってようやく登れるなんて普通です。
最近では4年生の女の子に先生といって教えてもらっていました。


サッカー、野球、バスケなどは体格の影響差が大きいですが、クライミングは体格より、欠点がないバランス型の方が上手だったりします。
つまり、記憶・イメージ・リーチ・体重・筋力・心がどれも、バランスよく必要です。
どれかが飛びぬけていても、どうにかなるようなスポーツとは異なります。
よく握力すごいんでしょ?と娘は聞かれますが普通ですね。

 道具は着替えだけではじめられる。 

始めやすさとしてはバツグンにいいですね。
運動しやすい恰好があればジムに行けば必要な道具は借りることができます。
借りる道具は以下だけです。うちの娘はお友達ができて浅草のシューズをゆずってもらったので、レンタルせずにできて幸運でした。

  • クライミングシューズ
  • チョーク
  • チョークバック


 体力や筋力だけではなく、作戦や技術が必要とされる 

1.でも書きましたが、なにせバランスが大事です。
娘と相撲、握力、100m走、幅飛び、算数、リーチ、身長、ゲームしてもまあ負けませんが、クライミングでは1㎜も勝てる気がしません。
娘が言うには持ち方や、足の置き方があるそうです。
へたくその自分はすぐ力でいっていますので、すぐ腕がパンパンになってしまいます。
なんか足で登るそうなんですが、それが難しいです。
あとは、登るホールドを忘れてしまい、途中で迷子になってしまいます。
娘はなぜ見失うのかわからないそうです・・・・。
親に勝てるってのも楽しいみたいですね。あといろんな人に教えたり教えられるのが面白いそうです。
というわけで、老若男女関わらずバランスの良い方にお勧めですね。

 たくさんの成功体験を味わえる 

みなさんはゲーム以外で一日で何回成功しますか?
ゲームでは強敵を倒したり、お金持ちになったり、最強に強くなったり、現実では起きえないことも体験できると思います。ただゲームをやめたり、クリアしたらどうなりますか?

クライミングはジムに行けば、1~30回ほどの成功体験をします。
自分の頭で、手で足で身体でゴールをつかむという成功体験をするのです。
知らない人が応援してくれたり、応援したりすることもします。
翌日は筋肉痛になるかもしれませんが、身体が強化されたりストレスが解消されたり、頭が良くなります。私もへたくそですが、出来なかったゴールが苦労してとれた時の喜びはひとしおです。

最近、葬送のフリーレンを見て思ったのですが、短い人生を振り返った時に感動するのはどっちでしょうか?・・・知らない人はスイマセン。
たくさん自分の身体で失敗して成功することはとても素晴らしいですよ。

たくさんの成 功体験を味わえる

 自分自身との戦いであり、自己成長につながる 

大切なのはここです。人と比べるのではなく自分の成長に幸せを感じることです。
一回まえのトライより一手進んだ。
初めて登れるグレードがあがった。
今まで登れなかった壁の課題が登れた。
新しい友達ができて、新しい動きを教わった。
小さな積み重ねが、自己成長につながります。

大事なの最後にもう一度書きますが、人と比較せず自分の成長を楽しみましょう。

#8クライミングの初心者の子供を2年で上達させた方法(全国トップレベル)ボルダリング・リード練習

ねこ クライミング
  • クライミングはじめたお子様がなかなか上達しなくてなやんでいる人にお勧めです。
  • そもそも、練習の仕方がわからない!
    簡単に登ってる人が謎すぎる。スパイダーマンなのか?と思っている人いませんか?
  • なぜ、なかなか上達しないのか原因を理解して、上達するポイントを伝えていきます。
  • この記事は4年生でクライミング(ボルタリング)をはじめた娘が2年間で全国トップクラスの結果を出すようになった実経験を入れながら解説していきます。

 はじめに 

初めてのボルダリングコンペで途中退場した子供がトップレベルの小学生クライマーになった経験から
クライミングの初心者が上達するためのコツを共有していきます。
なぜみんな簡単に登れるのに自分は登れないか不思議ですよね。
理由は型を知らないからです。
その型のことをクライミングではムーブといいます。
今回は一番基本となる部分を共有していきます。
初めに結論をいうと上手なムーブが多い人が最強クライマーです。

 クライミングを例えると 

クライミングはスタートからゴールまで少ない回数で登るスポーツです。
大切なのは決まったポイントしか通れないルールがあります。

これを例えると自転車(車など)での通学(通勤)みたいなもんです。
???と思った人がいると思いますが最後まで読むとわかってくると思います。

①スタート→   家
②ゴール→    目的地
③ルート→    通学路
④落下→     事故
⑤ムーブ(動き)→運転技術
⑥身体→     車、自転車の性能

というわけで誰でもやっていることです。
毎日、通学(通勤)で事故ばっかりの人はいませんよね。
じゃあクライミング上達しない人はなぜかと言うと普段の通学と同じように行動しないからです。
つまり、基本のコツがわかっていないからです。

 クライミング・ボルダー・ボルダリングの上手くなるコツ 

  1. オブザベ(観察)
  2. 基本の姿勢
  3. 身体の強化
リードクライミング

 オブザベ 

オブザベーション(Observation)=観察=地図だと思ってください。
車だと事前に地図をおぼえなくてもナビを設定すれば、目的地(ゴール)までのルートに
導いてくれます。昔は地図をおぼえたり、もっていって何度も確認してました。

それでは車を運転しながら地図を見るとどうなりますか?
事故りますよね。だからみんなやらないですよね。

これをクライミングに置き換えると、登っている途中に地図をみているようなもんです。
当然疲れますし、落ちやすいですよね。

ではどうするか、事前にルート(地図)をおぼえればいいんです。
または何度もチャレンジして道をおぼえるしかないですね。
それで落ちる確率は格段に減ります。頭を使うスポーツですね。

ちなみに大人より子供の方がおぼえるの得意でスイスイ上達しやすいです。

あたりまえですが、クライミングで登っているときは全体のルートがわかりません。
だから一回目のトライで登れるのは本当にすごいことなんです。記憶力がいいですね。

ちなみに毎回ホールドの位置を教えてもらいながら登っていると
いつまでたっても、なかなか一回目のトライで登れるようにならないです。
ナビ設定してると道をおぼえるようにならないのと同じです。


 基本の姿勢 

次に姿勢ですがこれは自転車で例えてみましょう。
両手でハンドルもって、ペダルに両足をおいてバランスをとってこぎますよね。
なんでバランスとるのかというとコケるからですよね。

じゃあどうやってバランスとれるのかといと説明が難しいですよね。
あえていうなら身体がおぼえてるといのが一般的です。
どうやって走って、曲がって、止まって、坂道登って、手放ししますか?
一つずつ操作をおぼえてバランスとってやりますが正解だと思います。

クライミングも同じで両手でホールドもって、両足でホールドにのってバランスとります。
4か所で身体をささえれば、スタートに乗れますね。これを4点支持といいます。
ホールドを掴んでいる時は腕を伸ばして腰を落とすことが基本の姿勢です。
一番の省エネです。

一歩前進するためにはバランスをとりながら1点外して
一点進めればいいだけです。これを3点支持のムーブですね。
これを繰り返してゴールに向かいます。

このバランスをとるときに一番楽な体の位置を想像できるのが大事です。
ここではクライミングはまずはバランスをとって足で登ることができれば
一気に上達できると思います。手の力で登っているとなかなか上達に
時間がかかってしますので気を付けましょう。
順序は基本的に「足」→「手」です。

一番初めはどんな姿勢が一番楽ちんかを1ホールドずつつなげて
最後に一気につなげるといいと思います。(バラし練習)

ここでも次のホールドを教えてもらうのではなく、どこが楽かをさがしましょう。

 身体の強化 

車や自転車は買ってから、たくさん走ったからと言ってどんどん性能があがることは
ありません。装備を買いかえれば別ですが・・・。

しかし身体は正しい運動→栄養→睡眠をとることで必ずレベルアップするようにできています。
とっても面白いですね。

運動はクライミングをしていればほぼ完ぺきな全身運動です。
次は栄養と睡眠は出来るだけ最高の状態を維持することで信じられないほど
強くなるので継続してみましょう。

#7クライミングの初心者の子供を2年で上達させた方法(全国トップレベル)ボルダリング・リード練習

ねこ クライミング
  • クライミングはじめたお子様がなかなか上達しなくてなやんでいる人にお勧めです。
  • そもそも、練習の仕方がわからない!
    簡単に登ってる人が謎すぎる。スパイダーマンなのか?と思っている人いませんか?
  • なぜ、なかなか上達しないのか原因を理解して、上達するポイントを伝えていきます。
  • この記事は4年生でクライミング(ボルタリング)をはじめた娘が2年間で全国トップクラスの結果を出すようになった実経験を入れながら解説していきます。

#6で紹介した通り、はじめてのボルダリングコンペで途中退場してしまいました。
その後の具体的な練習方法について今回は紹介します。

 強い決意 

失敗したあとに大切なのは繰り返さないことです。
なので振り返り共通の目標をたてました。
やりすぎかと思うかもしれませんが、このまま逃げてしまうことが最も危険だと考えたのです。

  1. 次のコンペで1完登する
  2. 周りから学ぶ→知識と技と自信をつける
  3. 記録をつける→よかった事、次の目標をたてる
  4. クライミングポイントつける→
    新しいことが出来たらポイントをつけてポイントでクライミングを続ける→
    クライミングポイント=円 これでクライミングを続ける→
    ポイントが無くなると→クライミングはやめる
クライミングポイント新しく登れた課題
50P6級
100P5級
200P4級
400P3級

 本人に任せる  

ここが一番大切なのですが親が命令しても、素晴らしい先生がいても
最高のジムにいっても、やるのは本人です。

やる気を出すのも、実際やるのも本人です。

負けて悔しいのも、勝ってうれしいのも本人です。

干渉はやめて、やる気があるなら全力で応援しましょう。

負けそうになったら全力ではげましましょう。

話を全力で聞いてあげて同意してあげましょう。

人は心です。一人ではとても弱いので最強の心の支えになることが親の役目だと思っています。

 次のコンペに向けて 

今回のポイントはクライミングポイントと本人に任せることです。

以前にも展開した通り、毎日の仕事や食事に細かく指摘されたらやる気なくなりませんか?

がんばっているのに、いつもそれ以上を期待されるとプレッシャーが、かかりませんか?

子供も同じ人間です。気を付けましょう。

最近、日本トップクラスの講師によい体調管理を教わりました。

そして、言われたのがやってもやらなくてもいいとのことでした。

私は本当にびっくりしたのですが、やれば確実に結果が出るとのことですが

強くなる気がない人はやらなくて良いということです。

逆にやる気がある人はたくさんいて、しっかり目標もって言われた以上のことをします。

トップクラスの指導者はやる気がない人に時間を割いてる暇はありません。

教わりたいと思っている人はたくさんいます。本人の気持ちが大切です。

最後になりますが大切なのは、やる人の気持ちで我々は最高のサポーターになりましょう。

それではまた次回よろしくお願いします。

#6クライミングの初心者の子供を2年で上達させた方法(全国トップレベル)ボルダリング・リード練習

  • クライミングはじめたお子様がなかなか上達しなくてなやんでいる人にお勧めです。
  • そもそも、練習の仕方がわからない!
    簡単に登ってる人が謎すぎる。スパイダーマンなのか?と思っている人いませんか?
  • なぜ、なかなか上達しないのか原因を理解して、上達するポイントを伝えていきます。
  • この記事は4年生でクライミング(ボルタリング)をはじめた娘が2年間で全国トップクラスの結果を出すようになった実経験を入れながら解説していきます。

今回ははじめてのボルダリングコンペでゼロ完登だったときの話を紹介します。
これがあったからこそ2年後の今のコンペに出ても上位がとれるきっかけになったと思います。

 知識なし 

クライミングをはじめて2か月、少しずつ登れる課題が増えてきたある日
初心者のコンペ?というのを進められました。
あまり深く考えずそういう時期なのかなと思い参加することを決めました。

しかし、ここでいろいろ知っていなくてはいけない言葉があったのです。
以下を知らなかったため、本番では親子そろって心も頭も混乱しました。
説明が全く分からなかったのです。

  1. ゾーン(ZONE)→ポイントがもらえます。無いコンペもあります。
  2. トップ(TOP)→完登
  3. コンペ((competition) → 競争 、 競技 、 競技会
  4. レッドポイント(RP)→今まで登れた最高グレード
  5. オンサイトグレード→だいたい3回以内に登れるグレード
  6. グレード→一級、二級・・・級のこと
  7. フラッシュ(一撃完登)
  8. 4点スタート→手と足の位置が決まってスタート
  9. ラインセット→スタートからゴールまでのホールドの色が同じ課題
  10. テープ課題→ホールドの色はバラバラでテープで課題が決められている
  11. アテンプト→一つの課題に対してトライした回数
  12. セッション→スタートと同時に参加者全員で課題を登る(並び方が大切)
  13. ベルコン→一人ずつ1課題ごとにトライをする
  14. セッター→課題を作った人
  15. ブザービートあり→終了合図が鳴った時登っていたら落ちるか登るまでトライできる。
  16. ラストトライ→終了合図が鳴った後、登れてない課題を1回だけトライできる。

 準備なし 

  • コンペを見たことなし。
  • 睡眠不足・・・前日に父のバスケに夜遅くまでついてきました。
  • 朝起きられずご飯を食べられませんでした。
  • 移動に3時間
  • はじめてのジムだった。

以上のように全くの準備不足というか最悪の状態でした。
普通こんなコンディションなら休むべきレベルです。
親のサポートが最低ですね・・・・本当にごめんなさい。

 勘違い 

そもそもコンペに出たのは、ホームジムで成長が早いと勘違いしていたからです。

そのままコンペは始まり、1トライ目→テープ課題の貼り方がわからず審判から注意を受けました。

涙を流してもうわからないと戻ってきました。

4年生の娘より小さい子がどんどん登っていきます。

参加費を払い遠くまできた親としてはこのまま終わるのは本人のためにも良くないと思い

もう一度説得してもう一度トライさせました。今思えば最低の親でした。スイマセン

結局わけもわからず、再トライしましたが、やはり同じ結果でした。

その後、娘は会場の隅に行きしくしく泣いていました。

これは可哀そうなことをしたと気づき、審判長に話をして途中棄権しました。

その時何よりもありがたかったのは審判長が丁寧に娘に寄り添ってくれたことです。

あとホームジムのオーナーさんにもTELで相談しいろいろアドバイスを受けたことです。

 誓い 

このあと、まだ大会の途中でしたがお友達の親御さんにあいさつをして車で帰りました。

帰りはもろもろの失敗について、親の責任が多いと痛感し娘に謝りました。

その後、クライミングとは何か?コンペは何か?アスリートとはなにか?

栄養学とは何か?4年生で必要な運動とは?メンタルケアとは?

睡眠とは?休憩とは?ケアとは? お詫びを兼ねてすぐにできることはやりはじめたのです。

次のコンペに出る誓いを家族でたてました。

#5クライミングの初心者の子供を2年で上達させた方法(全国トップレベル)ボルダリング・リード練習

ねこ クライミング
  • クライミングはじめたお子様がなかなか上達しなくてなやんでいる人にお勧めです。
  • そもそも、練習の仕方がわからない!
    簡単に登ってる人が謎すぎる。スパイダーマンなのか?と思っている人いませんか?
  • なぜ、なかなか上達しないのか原因を理解して、上達するポイントを伝えていきます。
  • この記事は4年生でクライミング(ボルタリング)をはじめた娘が2年間で全国トップクラスの結果を出すようになった実経験を入れながら解説していきます。

 背景 

こんにちは!初めての大会で最下位から2年で全国トップクラスになった方法を紹介していきます。
今回は必要な親の知識です。実はここが本当に大切です。一人では絶対強くなれません。
子供がのびのび運動してキッズアスリートになれるように自然に接していきましょう。

 ゴールデンエイジを理解する 

  1. プレゴールデンエイジ: 3歳~8歳:急速に神経系が発達する運動能力の向上
  2. ゴールデンエイジ:   9歳~12歳:1.より向上
  3. ポストゴールデンエイジ:13歳~15歳:筋骨格の成長が大きく向上

上記の時期に子供は急激に成長します。逆にこの時期にしっかり運動・遊びをしていないとトップアスリートになるのは難しいです。
この魔法の時間は神様が与えてくえた奇跡の時間です。
運動神経は遺伝ではありません。大事なことなのでもう一度、運動神経は遺伝ではなくゴールデンエイジでなにをしたかの方が大切です。

ゴールデンエイジの時期は子供って疲れを知らなくて不思議って思いませんか?
ちゃんと理由があります。トップアスリートと同じぐらい回復力があるのです。

つまり、運動もたくさんできますし、やった分だけ運動神経が成長します。
ただ気を付けて欲しいのは、筋トレ(むしろやらない方が良い)よりも
好きなことを沢山することが大切です。

結局なにが一番いいかというとひたすら楽しく好きなことをなんでもやれる環境を
整えることです。ちなみにうちの子はクライミングをやりたいといったとき
様子を見ずにすぐにクライミングジムの半年フリーパスを買いました。
そして毎日のようにジムに行きました。

 栄養学を理解する。

  1. アスリートは成長+基礎代謝+活動エネルギーがつねに必要になります。
  2. たんぱく質をとる:肉類・魚・卵・大豆・乳製品
  3. カルシウムをより多く必要:牛乳・魚・肉
  4. 水分補給
  5. 栄養バランス:主食・主菜・副菜・乳製品・果物をそろえたメニュー
  6. 間食を入れる(運動直後はすぐ)
  7. 朝食を食べる

当たり前ですが、人間の身体は食事でできています。
つまりいくら良い練習をしたとしても良い身体を作るのは絶対食事です。
食事に手を抜いて身体が強くなることはありえません。

クライミングは非常に負荷が高いスポーツです。
栄養が不足すると、成長に影響します。
キッズクライマーと食べているものと体格をみると理解できると思います。

運動量に応じて適切な栄養をあげてください。
カップラーメンや菓子パン、ジュース(特に糖質ゼロ)は気を付けた方が良いです。

 睡眠を理解する  

  1. 毎朝7時に起きるとすると、夜9時に寝て10時間眠る。
  2. 子どもの疲れが取れない日は休む
  3. 身体の成長+回復+強化は寝ているときだけ発生します。(無理な練習は故障します。)

意外に思われるかもしれませんが、練習中は身体はレベルアップしません。
練習中にレベルアップするのは技術(コツ、技)です。
身体と同時にレベルアップすることはありません。

ゲームで勘違いしてる人が多いですが、敵を倒した瞬間にレベルアップすることは100%無いです。
身体や脳が成長するのは適切な練習と栄養と睡眠をとったときのみです。

ひとつでも欠けると成長+回復+強化しないどころか、身体は弱くなっていきます。
疲れたという言葉を無視して練習を強要するのは間違っているのでいつも健康な状態になるように誘導してあげましょう。

 子供をコンロールしない 

  1. 安全や迷惑をかける以外は絶対しなさいと言わない。
  2. 人と比較して見習えと言わない(比較するなら過去の自分)
  3. 弱音はしっかり聞いてあげる。
  4. 表情をよく見てあげる。

ここで大切なのは、お子様は一人の人間であることを認めることです。
常に意識していただきたいのが、例えばご飯の例だと
ご飯に対して以下のことがあったとき笑顔でいられるかということです。
・ご飯を毎回指定されてそれ通りじゃにと文句言われたらどう思いますか?
・毎日お隣やお友達の家とご飯を比べられるとどう思いますか?
・疲れてお惣菜をかってきたときに、お惣菜は手抜きだしっかりやれと言われたらどう思いますか?

お子様は自分と同じでいろいろ考えて行動していることを理解してください。
逆にご飯おいしね。いつも頑張ってくれてありがとうと喜ばれたら次もがんばろうと思いませんか?

結局はほめて伸ばす方が上手になるのも早いですしやる気がでます。
私が見る限りでは、うまい子は落ちてもよく笑うし、親御さんもよくほめてるように思います

自分のお子様が笑顔でやる気まんまんになるように寄り添っていきましょう。